田中公一朗 "The Future News"

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help リーダーに追加 RSS 過度な金融時代の終わりへ向けて Ending Monetary Decades

<<   作成日時 : 2008/07/04 00:57   >>

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原油や食糧価格が高騰しています。


この理由のひとつは、原油の決済が米ドルで行なわれていて、その米ドルの価値が下がっていることから実質原油価格が下がっているのでその調整から、と言われます。
実際そういう面は強いでしょう。

需給のバランスだけでは、これほど急激な上昇は説明できません。2年前には20ドル代だったものが、いま140ドル超です。

これはメタル(貴金属、金銀、プラチナ、パナジウムなどを含む)にも、穀物にもいえます。このところの価格上昇は急激すぎるのです。


ここで、市場主義者はこういうでしょう。

「これだけ値段が上がると、供給を増やそうとする企業が出てくるから、中長期的には必ず値段は下がる」

しかし、飢餓や原油価格の上昇による問題は短期的なことなのです。5年10年を待っていることはできません。


いろいろ原因はあるでしょうが、ドルと円は、金利を少し上げる方向に向ける必要が本来はあるでしょう。でないとインフレがさらにひどくなってしまう。
欧州中央銀行ECBはそれでさきほど金利を上げました。

ただアメリカも日本も不況に突入したサインがあちこちに描かれていて、金利を上げるわけにはいかない。

となると、これだけ過剰に余っているマネーを、どこかに封じ込める必要が出てきます。

地球環境税や、国際連帯税の発想もここから出てきているのでしょう。

ファンドに規制をかけるのではなく、ファンドに課税をするのも一つの方法。

この過剰流動性が、20世紀の最後の15年でバブルをあちらこちらで起こし、サブプライム・ローン問題も深刻化させ、今回の食糧価格、資源価格の上昇を生んでいる一因になっています。


問題点は明確。どういう手段を取るかが難しい。

日本の低金利政策がグローバルに動き回るマネーを生んでいる面もあるでしょう。世界のこの流動するマネーを計算するのは容易なことではありませんが、ざっと150兆円程度で、それほどハズれてはないと思います。

ファンドに最終的に流れるお金の元を市場原理と税によって断つ。そして同時にいま流れているドルを、大人しく飼いならす
。望まれるのはこういう政策です。

金融の部分があまりに肥大化しました。これを日本語では本末転倒と呼ぶ。


(日本政府は、政府系ファンドを作ろうとしているようですが、この金融の過剰に加担することになりますね。個人的には賛成できません)。





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