2007年上期、個人的ベスト。

■映画:


クリント・イーストウッドの2作品(『父親たちの星条旗』、『硫黄島からの手紙』)。

これは連作と見なしたほうがいいように思います。いわゆるシンプルな「反戦映画」ではないですね。お互いに自分たちの「正義」rightのために戦うのが戦争なのでしょうか?


『ゾディアック』(デヴィッド・フィンチャー監督)

映画としては長いです。ストーリー的に間延びする場所もないとはいえませんが、これは1969年からのアメリカ史なのですね。監督ならではのテンポ、空撮、鋭角的なカメラの動きが魅力です。

ドキュメンタリー :
『スケッチズ・オブ・フランク・ゲーリー』(シドニー・ポラック監督)


■小説:

ブッツァーティ、『神を見た犬』、関口英子訳、光文社文庫、2007

短編集。日本側によるアンソロジーです。
新訳を出そうという光文社の意気込みが嬉しいです、実際、『カラマーゾフの兄弟』の新訳が売れているそうですし。
いま読んでいるSFは途中で止まっていますし。おもしろいんですが。


評論・エッセイ : 専門書を読むことが多く、いわゆる一般書はすぐに思いつきません。



■演劇 :
『夏の夜の夢』の演出(ケアード)
こういう風に、原点回帰というか作品を一度初期化し、原理主義ではなく作品の核心を「表現」する作業がいまもっとも必要かもしれません。テクノロジーをも使いながら。


■バレエ、ダンス : そこそこに見ているのですが・・・行けなかったものもありますし。


■音楽:

ライヴ

ビヨンセ。
このblogでもちょっと書きましたが、アメリカのR&Bの本線上を走っていると思います。
http://extra.at.webry.info/200704/article_4.html
東京ドームで見ていたらまた感想が違ったかもしれません。


マリザ・モンチ。
またしばらく来ないんでしょうね。簡素な演出、複雑なリズム。
http://www2.uol.com.br/marisamonte/site/abertura.htm

http://www.myspace.com/marisamontemyspace

オペラ、『ばらの騎士』(新国立劇場)

オペラでバランスが取れたものを聴くのはそうとう条件に恵まれないとむずかしいです。歌手、オケ、指揮、合唱、そして演出。いまは演技も含まれますね。あとは観客。ある水準を確実に越え、また現実世界を超越した瞬間がありました。


CD :

「マルーン5」の新譜。ポップスなのですが、曲もいいですし飽きません。歌詞もちょっとねじっています。アイドルグループではないですね。
http://www.myspace.com/maroon5

ティーレマン、ミュンヘン・フィル、『ブラームス、交響曲第1番など』
http://www.universal-music.co.jp/classics/release/m_topics/umcl200704/uccg1347.html

とってもゆっくりめな1番。こういう演奏は聴いたことがありません。ボルヘス的表現をすれば、「ワーグナーが編曲したブラームス」のようです。細かいパートまで鮮明に分離して聞こえるので、いままで聞いていたのとは別の曲のようです。

シャイーの2枚のアルバムも充実しています。


■アート:コルビュジエ展

あまたの模型も含めて、モダニズムとはなんであったのかが明瞭になります。そしてコルビュジエの晩年の可能性まで切開し、この線上なにがあるかまでを推測させるような展示。

以上です。なにかのご参考になれば。ファッション、スポーツは今回は省きました。

また書き足すつもりです。

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