アフォリズム、その13

パリには美しい建築物が存在しない。ガルニエのオペラ座は、その代表的なものだ。もっとも醜悪さはある種の美になりうるが。


東京の建築物には美しさ、という観念をあてはめることができない。美しいとか醜いといった軸線の対岸に位置するのが東京だからかもしれない。


色という視点でみた場合、儒教や仏教は派手を好む。カラフルであること自体に価値があるかのようである。
たとえば平安神宮や薬師寺。関帝廟。密教のマンダラ。色があせて見えるのは、退色しただけのことだ。


しかし、塗装の退色とは、思想の退潮でもある。


多神教は、多くの色使いを好む。古代ギリシャ、ヒンドゥー、万葉系、ルネサンス。


イスラームの極端な端正さ。それはモスクの色に如実に現れている。


マンハッタンの高層ビル。息苦しさの象徴。そのことが緊張感を生み、ニューヨークの活動力や賦活性を生んだ。ただクライスラービルだけが例外だ。


自分のことが悪魔であると気がついていない悪魔がいる。真の悪魔である。



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