いわゆるウィンブルドン化のあとに After Wimbledon Effect

しばらく前に、ウィンブルドン化という言葉が流行ったことがあります。

wikiではウィンブルドン現象、となっています。テニスのウィンブルドン大会で、「イギリス人」が上位進出できなくなったことを指します。実際最近でもそうです。さまざまな近代スポーツの発祥の地、イギリス(というよりUKです)で、テニスで「イギリス人」が活躍できないのは残念とみる向きもあるでしょう。

ただ同様の現象はスポーツだけ考えてもいたるところで起こっています。


たとえばアメリカ、NBA。バスケットの世界最高峰ですね。東欧系や西欧系の人、ロシア出身、中国人などが活躍し、その分、アメリカのナショナルチームは弱体化してしまいました。一時ドリームチームと呼ばれたのですが、オリンピックでは金メダルが取れません。

サッカー(フットボール)ではより人の流動性があります。(注 : いわゆるボスマン裁定以降)。

UKのプレミアリーグでは、先発メンバー全員が外国人ということもあります。バルセロナや、レアル・マドリッドはスペイン人で固められているわけではありません。

日本のプロ野球でもそうです。監督がアメリカ人(昨年は2人)でしたし、キャッチャー以外あらゆるポジションに国籍で考えれば韓国、台湾も含め、いろいろな国から来ています。

そもそも、ここに国籍問題をもちだすのが妙なことであり、観客はいいプレーを見たいのです。帰属意識はチームにあるのでしょう。



http://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/f-sp-tp3-20080424-351853.html
今朝のニュースですが、これは相撲。幕内力士16人が外国籍。


たとえば、アメリカの「国技」的な位置づけにある野球で、日本人選手が活躍するとそれを誇りに思う。それはアメリカ野球の変質を伴います。
ところが一方、相撲でモンゴル人やグルジア人が活躍すると、「それでは相撲が変わってしまう」と嘆く人がいる。

それはどうなのでしょうか?

では、海外から相撲取りが入れないようにして、日本相撲の衰退をひたすら待つのでしょうか。




まったく同じ話が、外国人資本の、日本企業の買収に関してもいえます。
http://www.rieti.go.jp/users/shiraishi-shigeaki/serial/008.html(やや専門的)

J-Powerという日本の電力会社(電源開発株式会社)をTCI ファンドが株式の20%を取得しようとしたのを日本政府が認可しなかったのです。
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nb20080417a1.html (こちらのほうが"平易")

別に33%以上の取得を目指しているわけではないのにです。


外国人観光客は増やそうとする。しかし移民はいれない。あるいは移民を入れるのを先延ばしにしている。資本に関しても、放送や航空関係の企業には外資の規制がある(外為法によります)。しかし日本企業は海外で文字通り雄飛している。

国家戦略は必要でしょう。必要なのは、国家主義ではなくて、国家戦略主義です。「日本はすごい」と呪文のように唱えていれば日本地域が経済的、政治的に浮上するわけではないのはないのでしょう。

それともアジア太平洋戦争時のように加持祈祷でもするのでしょうか。



直接関係はないですが、食糧価格の上昇について。
http://extra.at.webry.info/200702/article_2.html

この過去記事(後半部分です)で、食糧価格の上昇について1年以上前に書いているのです。もちろん書いたら即どうなるものではないですが。自分の予想よりはあまりに急激です。
しかしこういうことが国家戦略なのではないでしょうか。



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