未来が見えない不安 Future Never Spread Out in Japan

感じている人は感じているのでしょう。


どこか非常に不安定で、どうかするとおぞましいものがいまこの東アジア地域を覆い出していることを。

まずはじめに。
自分自身は国家主義者ではまったくありません。むしろ逆です。(カンティアン的なものは、国家をも基礎にしているのです)。


■政治的空白。
国際政治は、生徒会とは違う。一方では大義、そして一方では利益と利害で動くものです。あるいは国家レベルの野心。


■官僚
中央、地方、とくに書くまでもないでしょう。これは官僚が「悪い」というよりも、官僚そのものの特性をコントロールできていない、ということだとみなしたほうがいいでしょう。


■民間経済。
欧米の内部から生まれた住宅泡沫と、金融問題にはそれほど巻き込まれなかったものの、下手をすると渦に一緒に巻き込まれかねません。
またサービス産業の徹底的敗走が、「国家」で見た場合に危機的要素のひとつになります。(サービス業:金融、運輸、交通、観光業など。生産性がずっと上昇しません)


■家計
年収200万円以下の世帯が1,200万あるのが「日本」です。
物価はあがり、収入はあがらない。


■家族
一般的傾向は想像しかできませんからあえて書きません。


■犯罪
犯罪件数は微減しています。しかし凶悪犯罪数がやや増加し、またマスコミの好む、つまり公衆が好むテーマであるので、治安が極度に悪化しているように目に映ってしまいます。それが現実の治安の悪化を生むのです。


■医療、教育
貧困層にはますます不利な環境しか手に入れられなくなってきています。富裕層は、自分たちだけがよければいいと考えています。それは中長期的には自分たちの首を文字通り絞めるのですが。


■国際関係
現実的にはほぼ孤立。経済関係がタイトでソリッドになっているので、成立しているにすぎません。日本政府や、日本からの思想やヴィジョンで、他の国家群と良好な関係を保っているわけではない。
平和思想も、創発的に平和を生み出そうというのではなく、現状維持が平和であると誤解しています。PKFのような活動には充分な国内、国際法的根拠が必須です。しかし、その根拠もなく、周囲の国家に流されて活動しているだけです。


■文化セクター
ここは、遠くから見るとうまく回転はしています。小説、アニメ、音楽、映画、マンガ。学問もここに入れてよさそうです。


■テクノロジー・セクター
かなりの「頭脳流失」がありますが、先端的研究は成果が出ているように思います。しかし、理系に進む学生が著しく減少しています。


要するにあまり「いい話」がこの地域にはないのです。まだ少子高齢化、債務、地方の沈滞といったよく知られているアジェンダがあります。



要するに未来が見えない



これでは、下手をすると「昔は良かった」から、「昔に戻れ」になりかねません。国家は重要なエージェントでしょうが、国家主義は個人レベルでも国家レベルでもリスクを増大させます。





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  • 本の明晰 04042008

    Excerpt:  国連という国際政治最大の機構に対する、信頼というか、信仰にも近い絶対視がいつの間にか、日本の空気になっている。敗戦前の国際連盟からの脱退、ポツダム宣言の条件付き受諾、敗戦、そして米軍の日本本土占領、.. Weblog: つき指の読書日記 racked: 2008-04-04 16:23