田中公一朗 "The Future News"

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zoom RSS 政治経済学の復興 Reintention of Political Economy

<<   作成日時 : 2009/02/15 23:58   >>

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現在のような時代に、どのように「光」をもたらすか。

登山家は道に迷うと、一度明確にわかっている地点まで戻る。このことは実際にそうで、自分もそうしたことがある。思い切ってこちらのほうだろう、と推定される方向に進むと、むしろ多くの場合に労力が取られる。遭難の危険も伴う。精神的にも不安になるので、正確な判断がしにくくなる。

もし社会の方向に疑問が出てきた場合に、登山の方法をなぜとればいい。単に従来の枠組みの中でアイデアを出しても、実はより深刻な迷いの可能性がある。

現在の社会システムは、よく知られているように17、18世紀の思想家が基本的なアークテクチャーを考えたものだ。その志向は当時、英国では政治経済学Political Economyとしばしば呼ばれていた。

たとえばケインズは、1920年代以降の「危機」に直面して、論文「自由放任の終焉」を書いたときに、まさにこの、わかっていると思われる地点まで戻ることをやっている。下記の『貨幣改革論 若き日の信条』」(中公クラシックス所収)。

貨幣改革論 若き日の信条 (中公クラシックス)
中央公論新社
ケインズ


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まったく同じようなことを広井良典さんがやっていらっしゃる。広井さんの場合は、マルクスの「経済学」を改革しながら、より大きな文明史的な位置づけのなかで考えている。



第1章はまとまっている。そして後半にいくに従いやや性急な足取りとなる。粗雑ではないが煮え切っていない思考を見せられている気になる。書き下ろしの本なので、もっとうんと字数をかけていただきたかった印象がある。

とはいえ以前からの主張、つまり<環境問題と社会保障問題は、経済発展を基盤にしている点で相互に関連がある>ということが、より広範な視点で述べられている。発想源がここにはたくさん眠っている。


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