〓週末版〓 Weekend Edition

=週末版目次=


+モノ作り。製造業とサービス業+
+「アメリカ」について+
+アーティスト、蔡國強+



+モノ作り。製造業とサービス業+

製造業とサービス業という産業区分の仕方は統計上別物とされていますよ。しかし、モノづくりというのは、「サービス」を眼に見える形にしただけではないでしょうか?

たとえば、家電製品があります。洗濯機などはもはや完成されていて、ボタンやスイッチなどがどこにあるかがすぐわかり、その日から使えます。これは「サービス」としては充実しているということでしょう。車は、キーさえあれば誰でもすぐ運転できます (ただし運転がうまいかどうかは別!)。

いっぽう、スイッチの場所が悪い、コンセントの取り付け場所が使いにくい、ボタンを誤操作しやすい、といった「サービス」が未完の製品もあります。


またアップル社の製品のように、マニュアルがほとんど必要ないものもあります。使っているうちにわかってくるものです。設計した人が、「使う人ならこう考えるだろう」と予想したものをユーザーが予想する。すると製品が動く。ここにはコミュニケーションすらあります。


サービスが可視化されたものが、モノだとしましょう。すでに第1次産業、第2次、第3次産業の分類はそれほど有効ではないことが知られています。農業はハイテク産業ですし、情報産業でもある、といったことです。

GDP重視でいいのか?というのがよくされる議論であるなら、こちらの、製造業、非製造業という分類以外の分類も必要ではないでしょうか? サービス業の生産性が低いなどということがよく言われますが、ちょっと視点を変えるとそうそう単純ではないのではないか?と控えめにですが言うこともできそうです。





+「アメリカ」について+


「アメリカ」にはなにもない。ほんとうにからっぽな場所。そしてそれが若いことの特権。それがアメリカの可能性。これに関してはもはやいろいろな人が書いたり言ったりしています。でも長い歴史がないということをわかっているのは、アメリカ人自身のような印象を持ちます。
ボードリヤールという亡くなった思想家がいます。彼は『アメリカ』のなかで、最終的にアメリカは沙漠だ、というようなことを書くのです。彼の主張したことでもっとも重要なことはこのことかもしれません。

物理的にアメリカの上空を移動しても、岩だらけの土地が延々と続きます。精神的にも荒涼としていて、それをキリスト教で補う。しかし充填しきれない。この空漠としたアメリカがアメリカの魅力と力の源であるのでしょう。決っして皮肉ではなく、本当にそう思います。




+アーティスト、蔡國強+


蔡國強さん。
http://www.caiguoqiang.com/

一般的には、2008年北京オリンピックの花火で有名なアーティストです。日本との結びつきは強く、火薬を使ったアートを筆頭に各種アプローチをしている「芸術家」であるといえます。世界のアートの世界でここ10年ほどもっとも注目されている人と断定してもいいほどです。

今年は、グッゲンハイム・ビルバオでいつもの粘土によるインスタレーションをしています。蔡さんは、こういった作品の作成過程を見せ、完成させ、展示期間を終えると壊します。

火薬を使ったアートもそうなのですが、完成したものを所有したり売ったりとしないところが、じつに現在の雰囲気とぴったりなのではないか、とも見なすことができます。

「所有から使用へ」とは何年か前にずいぶん言われたことです。このテーマはすごく大きな文化的な転換を含んでいるのかもしれません。



(あとがき)
週初版になってしまいました。たぶん続かないでしょう。いろいろと模索中です~




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