ドルからの離脱 The Bell of the decline of U.S. Rings

歴史的な、BRICの会議が昨日、6/17日にありました。

この会議において、中国の胡主席とロシアのメドベージェフ大統領は、双方の貿易通貨としてドル以外の通貨の使用で合意。


以下引用 :
[モスクワ 17日 ロイター] ロシアのメドベージェフ大統領と中国の胡錦濤・国家首席は17日、中露二国間貿易の決済で自国通貨である人民元とルーブルの比重を高めることで合意した。
両首脳は共同声明で「ルーブルと人民元について、決済範囲の拡大に向け好ましい状況をつくる取り組みを進めることが必要」と述べた。
メドベージェフ大統領は共同記者会見で、自国通貨での二国間貿易は「特に重要な課題だ」と語った。

1―4月の中露貿易の規模は107億ドルに達した。貿易決済で両通貨の比重が高まればドルが影響を受ける可能性がある。
(引用終わり)



なぜ、こういう」ことが起きているのか?

アメリカは、「強いドル」を維持することで、政府も個人も借金をしながら自国経済と世界経済を引っ張ってきました。
それが限界に来た。


一見単純なことですが、実際に単純なことです。しかしここから帰結する現象は複雑ですし、破壊、暴力的になるでしょう。


http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&refer=jp_news_index&sid=aI0JOhgP0TQI

このブルームバーグの記事の方法がいいかどうかは疑問です。日本が中国と組んでやるなら、効果があるでしょう。しかしそれは上記の通り、困難です。中国政府はアメリカ国債の損失はもはや覚悟しているかもしれません。


そして、こういう内容が「真っ当な」メディアの議論になってきた、ということです。




BRICsサミットでは、世界の金融システムの再構築が話題になりました。


Medvedev said the leaders had agreed to continue talks on reforming the global financial system. “We have instructed our finance ministers, our central bank chairmen and other interested structures to meet and prepare proposals to this end,” he told reporters after the summit.

Among such proposals, the leaders’ joint statement mentioned that the “heads and senior leadership” of international financial institutions “should be appointed through an open, transparent, and merit-based selection process.


上海協力機構もかかわります。そして露骨なまでのドルへの不信感をメドベージェフは表明。


At a summit of the Shanghai Cooperation Organization, which includes China and the four former Soviet republics of Kazakhstan, Kyrgyzstan, Tajikistan and Uzbekistan, the Russian leader reiterated his intention to push for the creation of a “supranational currency” to challenge the dollar. He called on other Shanghai group members to use each other’s currencies for trade.

“There can be no successful global currency system if the financial instruments that are used are denominated in only one currency,” Medvedev said. “Today this is the case and the currency is the dollar.”


まだまだ予断を許しません。


金融危機が引き金になって、世界の基軸通貨に巨大な疑問符が付いている。アメリカの上空に、「?」がぽっかり浮かんでいるのです。


もちろんアメリカは滅亡するわけはないですし、終焉するわけでもありませんが、UKを巻き込みつつ、急速に発言力や実力を失ってゆくでしょう。


アメリカ政府はそのことに大きな苦痛を感じるでしょう。


中国が一気に世界の経済、外交に躍り出たのと同じ速度で、アメリカは世界の経済、外交から退出してゆくわけではないでしょう。しかし、それにかなり近い落下は「避けられない」でしょう。


世界の貿易システムも一時的な混乱に見舞われる可能性もあります。これは秋以降と予想できます。


北朝鮮が、核開発などで、アメリカに対してさまざまなメッセージを発していますが、相手が違います。中国やロシアと交渉したほうが、北朝鮮や東アジアの目的にかないます。中国にしても側迷惑な話。

アメリカは予算不足で自国の軍を維持する能力もゆっくりと失くしてゆくと考えられます。




(出典)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-38603620090617

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601091&sid=a8ek.ffcimwU#

その他、WSJ、CNBC、FTを参考にしました。たとえば:

http://online.wsj.com/article/SB124507252037115141.html
http://www.ft.com/cms/s/0/b31c06a2-5a7a-11de-8c14-00144feabdc0.html



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