資本主義をどうするか? Unable toHandle the Capital?

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前FRB議長のグリーンスパン氏は、今回の金融危機の元凶とされている。

僕自身は、彼のことを擁護するつもりはないけれど、あの時点、たとえば2004年の時点で今回のバブルの崩壊を予想できた人は少ない。経済学者もごく少数を除けばほとんど予想できなかった。


そして、彼がBBCのインタヴューに応えているように、またバブルが起き、また崩壊するだろう。


土地バブル当時、アメリカ経済の異常な好況に引っ張られ、日本も中国も景気を回復しつつあった。そのためにドルの価値が下がるのを防止するために、日中英を中心にアメリカ国債を買った(買わざるをえなかった)。

そして日本の低金利が、アメリカのバブルの資金源になった。つまり、ファンドを中心に日本でお金を借りて、アメリカの土地や株・債権で運用した。


このバブルが崩壊し、恐慌に近くなった。各国政府は、ケインズ主義的政策を取った。先進国の新規の財政政策の額を合算すると約250兆円になる。

いま、マネーは行き場所を失っている。ただゴールドには向かっていたり、砂糖価格を上昇させたりしている。
予想をしても意味がないからしないけれども、また値上がりしそうな「商品」(金融商品も含む)を見つけるだろう。


そしてバブルはまた崩壊する。このように起こっている現象そのものは単純だけれど、どうやって管理するか、とか統制するかはむずかしい。また管理、という考え方は資本主義(とそれとつながっている民主制)にはそぐわない。

たとえば、ゲリラ豪雨が生まれるプロセスそのものを理解するのは難しいし、またそれゆえ予想も難しい。
地震が起きるプロセスはそれほど難しいものはないが、予想は難しい。

経済、というのは後者ではなく、前者なのかもしれない。



+ファンドを登録制にする
+アングラマネーの流れを透明化する(スイス、シンガポールを中心)

いまのところ、このような原因になるものを知っておこうという対策が出てきている。しかし、真の原因は低金利と過剰消費なのだ。

では金利を上げて(いまはデフレです!)、消費をしないで貯蓄に回るような政策を打てばよいのか? すると株は下がり、企業は売り上げを減らし、失業率は2ケタになる。




ファリード・ザカリア(ニューズ・ウィーク編集長でもある)が
http://www.newsweek.com/id/201935
『資本主義宣言』というのをしばらく前に書いていた。

彼は、危機の後に急成長が来ることを強調し、これは資本主義の危機ではなく、道徳(モラル)の危機であると呼んでいる。


彼のように話をすべて盛り込み、ぐしゃぐしゃにしてしまうのもわかる気がする。つまりすべてを一気に考えてゆく必要がどうしてもあるからだ!!


とりあえず、いまここで言えるのは、ケインズのアイデアである、バンコール通貨Bankorというのは考慮してみてもいいと思う。中国人民銀行総裁の周小川は反対しているようだけれど。


(直接関係ないが、日本政府が持っているアメリカ財務省証券を、「中国に売る」という手もある。少なくとも、中国に多少とも売る可能性もあると宣言する手もある。もちろんアメリカとの関係は良好にする必要はあるけれど)。




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