Toyota社長の記者会見を添削してみる Rewrite the statement

http://www.toyota.co.jp/announcement/100205.html



トヨタ自動車の社長会見です。大幅に添削というか書き直してみました。この会見は同時通訳でCNNその他に流れました。ということは実質、世界のいろいろな文化・宗教圏に向けてのプレゼンなわけです。

しかし日本国内の論理や情感で語っておりますね。これは問題です。

まずは2月5日、もともとの記者会見です:

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豊田でございます。このたびは、複数の地域、複数のモデルでリコールが発生し、多くのお客様に大変なご迷惑とご心配をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。

本日は、多くのお客様が「私のクルマは大丈夫か」と不安に思われているのではないかと思い、お話をさせていただく場を、急遽、設定させていただきました。

昨日ご報告申し上げましたとおり、プリウスについてですが、現在新車として販売させていただいております車両については、既に改善が実施されております。
これまでにご購入いただいた車両につきましては、現在できるかぎり早く対応できる方法を検討するよう社内に指示しております。
今後の対応につきましては、決まり次第、順次ご報告させていただきます。

次に米国、欧州、中国等でリコールいたしましたアクセルペダルの対応につきましては、現在、各販売店で改修作業の準備をしており、準備が整い次第ご案内申し上げます。

トヨタは創業以来、「クルマづくりを通じて地域社会に貢献する」ことを基本理念としてまいりました。この考えを実行するために、昨年6月の就任以来、「お客様第一」と「現地現物」を基本とし、商品を軸とした経営を社内に徹底させるべく、努力してまいりました。しかしながら、本来クルマの魅力を多くの方々に伝えていくべき我々が、逆に多くの方にご心配をおかけすることになり、私自身大変残念でなりません。

我々としては、「もっといいクルマをつくろうよ」の合言葉のもと、「お客様第一」「現地現物」の原点に立ち戻り、もう一度「お客様第一」とは何かを、全世界の従業員、販売店、仕入先が一体となって考え、少しでも早くお客様の信頼を回復できるよう努力して参る所存です。

具体的な取り組みについては、副社長の佐々木からご説明をいたしますが、私といたしましては、各地域での品質向上に向け、「グローバル品質特別委員会」を設置し、全地域での品質向上活動を取りまとめるとともに、積極的にリードして参ります。

以上

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ここから下が、書き直したもの。

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株式会社トヨタ、CEOの豊田章男でございます。

わが社は、1937年以来、つねに最高の品質と、お客さまが納得される自動車を日々作ってまいりました。そして幸いにして世界のお客さまから支持を得ることができ、世界で最大の自動車メーカーになっております。

この間、環境と燃費の向上をつねに考えに考え、また来たるべき世界に貢献すべく、新しいテクノロジーの開発を現在も、もちろん今日も行なっております。

現在世界で走っているトヨタ車は安全であります。ユーザーの方にはいままで通りお使いおただいてまったく問題ございません。

しかしながら、一部ではありますが、アクセルペダル、それから車種によってはブレーキペダルに改修が必要なケースがございます。

これは、わが社の品質管理が低下ではございませんが、現在鋭意調査中であります。というのも、世界に工場が22ヶ所、合弁の含めるとさらにございます。正確な情報集計に時間がかかります。また各国諸官庁との連絡も必要です。全社をあげ、24時間体制で、問題があるとすればどこにあるのかを突き止めている、そのただ中であります。

わが社は独自に開発した最先端技術を応用しているため、お客さまの感覚と、実際に車の動きに齟齬が生じている可能性もございます。このケースであれば、自動車メーカーとしてはむしろ大いに戒めとすべきであります。いかに環境問題への対応を急いだとしても、あってはならないことであります。

いずれにいたしてしても、各種報道があり、ご心配をおかけしております。本日の会見は途中経過ということになりますが、現在のところ、リコールすべきであると考えられる車種がいくつかございます。繰り返しになりますが、それ以外のトヨタ車につきましては、ご心配には及びません。

しかしこのように安全性が問題とされた以上、「お客さま第一」という会社の原点に立ち返り、さらによい車を作ってまいります。どうかご期待ください。

また万一、わが社の自動車に瑕疵がありましたら、別途ご報告いたします。本日は貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。

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謝罪はしない。責任感を感じさせる。誤りがあれば即座に正す。安心感をもってもらう。この3点だけを考えました。

トヨタの広報部は機能しているのでしょうか?

http://www.toyota.co.jp/announcement/100209address.html

これは本日9日の記者会見。「抜ける」などと社長自らが言ってはなりません。「ブレーキが効かない車を売っているのか?」ということになります。訴訟も膨大な数、それも世界各地で起きるでしょう。

CEOの一言ひとことが、車100万台の売り上げに相当する、そういう認識があるのでしょうか?

そして他の日系自動車メーカー、そして日系製造業全体に象徴的な影響を与えていることも認識されているのでしょうか。大いに疑問です。











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