2030年のヴィジョンの前段階。20|30 Vision in history

ちょっとした依頼がありました。結局仕事にはならなかったのですが、「21世紀を予想できるような文献を収集せよ」という内容。これをいい機会としてみます。

みなさん、「日本にはヴィジョンがないないないー」、とおっしゃる割には自分でヴィジョンをお出しになっている方はとても少ない。陰謀史観はお好きのようですけれど。叩き台になるかどうかわかりませんが、メモ・ランダム状に書いてみます。




まず大前提です。人の主体性が歴史の条件を大きく変えます。たとえばこういう「予測」する文章が、未来に影響を与える。リアクティヴで、リフレクティヴであること。RE:RE:RE×n ということです。
となると、厳密には「未来の予想はできない」ことになりますね。その前提の中で考えてみましょう。

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+次の5つの組織や集団が政治的なアクターになりうる。すなわち、国家、超国家(EUタイプ)、地域、国連などのグローバル機関、そして都市。この立体多層平面構造。相互に相関的で多矛盾的。


+第二中世期とも呼ぶことが可能。
ここでは石井進さんの中世の条件が参考になる。軍事力、人的ネットワーク、商業、文化、この4要素。あとは宗教も。これで5つ。


+日本地域史でいえば、明治維新よりも、室町戦国時代に近い。ムロマチズム。各種の力線が斜めにクロスしている動的状態。なおかつ複雑系。ランダム・ウォークにはならないということ。非線型。


+帝国というスタイルにはならない。これは帝国を、「さまざまな民族の緩い結合体」と定義した場合。


紛争は常におきる。また企業テロ、宗教テロ、環境テロも起きる。


+グローバル避難都市(GAC)を創設する必要が出てくる。


国民概念が地域によってはまったくなくなる
国家はその多くが民営化される。資本の中に吸収される。公務員という立場で働く人は激減する。セキュリティー会社が軍事組織をもつ。国家の軍隊や人民の軍隊から、企業的軍隊へ。


+アフリカの時代が到来している。アメリカと中国は相補的に機能している。いわゆるChinamerica。



+たとえば中国は、SCO(上海協力機構)にいながら、EU+ロシアに加盟しているかもしれない。



+国家としての日本は、デフォルト寸前まで行き、そのときのグローバルな金融機関に融資を受けている可能性がきわめて高い。それは「第2の敗戦」と呼ばれる。


システム論的な理解では、限界がある。突発的な変動を説明できない。中心と周縁というのはシステム理論の典型。

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経済的な視点が抜けています。まだ自分なりの世界像が見えません。わからないのです。これは苦しいです。

(おまけ)

参考になりうる著者などを挙げてみます。思いつく範囲。


ジャック・アタリ
ミッシェル・フーコー
ロベルト・エスポジト
エマニュエル・トッド
ジョン・パース
アマルティア・セン
ロバート・クーパー
マンデルブロ
原広司
ローレンス・レッシグ
フリードマン
ケインズ
ウォラーステイン
ネグリ&ハート
マルクス


論語
孟子
韓非子

マキャべリ
キケロ
セネカ

ファーガソン
ブローデル
山内昌之
田中明彦

帝国史
(オスマン、ローマ、大元ウルス)

文献、以上です。


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