田中公一朗 "The Future News"

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zoom RSS 現在の政治経済情勢について On Crisis

<<   作成日時 : 2010/06/24 14:29   >>

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共産党一党独裁、一国二制度の国。そのあちこちでストライキや賃上げ闘争がおきる。「共産主義は労働者の権利を守ってくれない!」ということだろう。一方、資本主義国家群は、破綻する金融機関をはじめ自動車メーカーなど企業を税金投入で救済、国家資本主義、いや実質的な社会主義になっている。


また日本やドイツは大連立状態になっており、見かけはともかく、実態は国家総動員体制に等しい。


これが現実であり、残念ながら白日夢を見ているわけではない。


まずこの後起きることが論理的だと仮定してみよう。論理的に現象が起きるという仮定だ。すると、ユーロの部分的崩壊が待っている。南欧やUK、アイルランドはとても厳しい。そいsて、ドイツはむしろ生き残る。ドルは大幅に下落してゆく。ドル安、インフレ、金利高。アメリカ経済はもう一段というよりも、さらに深刻な深みにはまるであろう。


ここで、1930年-1940年代の経路をたどってしまうことはどうしても避けたい。東京都の猪瀬副知事さんが意識してやられているように、国家から離脱可能な都市間同盟を組むこと。これはグローバル化時代だからこそ可能で、資本/社会主義がともに瓦解してゆくのをかろうじて防止し、ガードになる可能性がある。



ここでオルテガを加工してみる。IT技術が人をどこへ連れてゆくか? 「大衆の反逆」だろう。するとどうなるか?「英雄」を求めるようになるだろう。いや古代的なものに戻るから英雄を好む。この英雄は三木清の使う意味だ。



見逃されやすいことだろうけれど、IT技術は超現代的なものではない。むしろデザインはアイコン・アニミズムと石版タブレットにますます似てきている。おそらくスティーヴ・ジョブズの大脳新皮質にあるのは、テクノロジーを通して人を古代化することだろう。



こう考えてくると、「歴史は繰り返す、一度目は悲劇として二度目は笑劇として」というのは誤りであろう。歴史は円環をたどる。一度目は陸上トラック1周として、二度目は脚がとまったもう一周として。たどり着くのは同じ場なのだ。



話題のサンデルは、正義の確立を、アメリカ民主党的な思想のなかに見いだそうとする。これはすでに消えたUKの「第三の道」(アンソニー・ギデンズ)にも近似する。しかしそのアメリカ民主党はもはやリベラルではなくなっている。移民、監視、銀行救済、アフガン戦争などがその明快な例だ。


このように、現在は「政治に蓋がされてしまっている」時代だ。右も左もない。というのは内実は同じだから。トマス・フリードマンは「フラット化」と地球規模のつながりを説き、いやそれは違う、カーヴしているのだと批判された。ただ政治的にはフラットだというのは正しい。いま政治思想は機能しなくなったという意味で。

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