自己と他者の非現象学

自己と他者の関係性について。

自己。いったいどのようにしてその自己の存在が証明できるのか?

この現象学的議論には延々と終わりがない。しかし、ここではその行き詰まりを回避し、脱出するヒントを書いてみたい。もちろん自分自身もそれほどまだよくわかっていない面もある。


自己は他者の存在に依存している。これは社会的に依存しているのではなくて、現実的、物理的にも依存している。そう考えたほうがよほどすっきりとする。

つまり自己はそれぞれ、他者によって認識され、自覚され、認知されることで、他者との関係のなかに入り込むことができる。この関係性に入り込むことで自分、自己が立ち現れる。自己というにはこの点で他者との関係のなかでのプロセスである。


一見するとこの説明は、入れ子構造的になっているかもしれないが、そうではない。自己が立ち上がるためには他者を必要とし、またその他者は別の他者、自己も含む他者の中から立ち上がってくる。

これは自己と他者が鏡像の関係になっていることとは大きく異なる。ここでは鏡そのものが自分であり、他者もまた鏡の存在なのでもあるのだから。その行為や影響関係のなかから、他者や自己が動的に浮かび上がってくる。

これが精神の起源というより、精神の精製、そして生成過程だろうと思われる。

自分自身をいくら突き詰めても、自分や自分的なもの(自分らしさ)は現れることはないのはこれが理由だろう。





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