デイラ・フィシャー、濃厚と回顧と Delia Fischer's "PRESENTE"


PRESENTE
DUBAS MUSICA
2010-08-15
DELIA FISCHER(デリア・フィシャー)


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デリア・フィッシャー。歌、キーボード。


ブラジル音楽の洗練された雰囲気。それはコード進行とか、透明感とか、切れ味の鋭いパーカッションなどがもたらすものだろう。

このデイラ・フィシャーにもそれらを見いだすことは充分に可能だ。可能だけれど、彼女の創っている世界はそういうところとは違う。癒しやナチュラルとも違う。

人であることの「原罪」を背負いつつ、その悲しさやむしろそこから生まれる喜びや慈しみといった感情を、じっくり丹念に曲にし、歌う。ブラジル音楽に特徴的な「懐かしさ」、サウダージも充満している。
明るいとか暗い音楽といった分類はここでは通用しにくい。水までも使ったリズム、強烈なパーカッションが、そういう単純な区分けを無意味にしている。

たとえば、ノラ・ジョーンズも系統的には似ているかもしれないけれど、彼女の音楽はもっとゆったりとしているし、乾いている。それがノラのよさ。デイラの場合はもっと音が濃いのだ。暑苦しくはなくて濃い。民俗的な要素も嗅ぎ取ることができる。


これはビートルズの『イン・マイ・ライフ』のカバー。ソロのライヴ(2分)。ストリングスつき。(残念ながら彼女のよさはあまり出ていない)。



こんどのアルバムはほとんど10年ぶり。エルメート・パスコアールや、エグベルト・ジスモンチ、リッカルド・シルヴェイラといった際立った能力を持っている人たちもそれぞれ1曲参加。インストだけの曲もある。長く丁寧に聴きたいアルバムだと思う。


http://www.dubas.com.br/english/index.html
レコード会社Dubasのサイト。

このマイスペースの音楽を聴いていただくと反応される方は多いはず!!
http://www.myspace.com/deliafischer








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