311以降の世界構想 ①

国家システムの弱体化とコンピューティングによって、巨大建築や施設は不要になる。いや、すでになっている。この巨大施設が大量の投資、雇用を生んできた。それに付随して税も設定されてきた。しかし、これらはもはや過去のものだ。


となると、どう紛争を少なくしながら、巨大システムを解除してゆくかに問題設定は移るのではないか。社会は分散化というよりも、離散化し、相互にリンキングした体制に入ってきている。象徴的な建築物としての本社ビル、国会、図書館、大学といった建造物はもはや不要だ。


たとえば、証券取引所。もはやコンピュータ取り引きになっているので、実際に兜町にある必要はない。巨大な建物もすでに不要になった。リスク回避のために、擬似兜町を補助的にいくつか作っておけばよい。そして稼働中のシステムを「東京証券取引所」と呼ぶ。


もちろん、人と人が直接に会う、また顔を合わせて会議をすることの重要性はむしろ増した。そのための小規模スペース、会議や打ち合わせカフェ、勉強会用スペースといった小空間への需要は増している。


震災後、東北をどう変え、復興するかももちろん重要。同時に、東京は大きく変われると思う。いま書いたような、18-20世紀的な巨大さの圏域から離れる、そのチャンスでしょう。そして、その兆しはあちこちに見えています。シェアや在宅ワークといったことです。


たとえば、音楽でいえば、ドームや代々木体育館ではなく、回数を多くしての、ACTやゼップ、AX規模のライヴということかもしれません。

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    Excerpt: 311以降の世界構想 ① 田中公一朗 "The Future News"/ウェブリブログ Weblog: オークリー メガネ racked: 2013-07-05 22:39