コンパクト主義という提言 Compactism

【コンパクト主義】Compactismという言葉にたどりつきました。


コミュニタリアン的なものでも、市場主義だけでもありません。
むしろ「空間の凝集性」を重視しようとする考え方です。

ここでいう主義、というのも、従来の主義ismとはやや意味が違うかもしれません。

大きなもの、の時代では、すでに終焉を迎えつつある、のはたぶん言う必要がないでしょう。
これからは、「この考え方が新しい」というのではなく、コンパクティズムが重視される場が増えるだろう、ということです。
そういう意味で、特定の主義だけに依存することはなく、いくつかの社会システムを統合し、シンセサイズして社会を作ってゆくことでしょう。


例を挙げます。

大企業→ 少人数からなる企業
大型飛行機→ 小型飛行機
巨大なオーケストラ→ ソロや四重奏
国家レベル→ 地域政府
所得税→ 地方税
大型バス→ マイクロバス
40階のマンション→ 3階立ての共同住宅
系列テレビ局 → 地域の放送局
客室が1000室のホテル→70室のホテル
レクサス → コンパクトEV

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こういう例です。
市場的な競争は、価格レベルだけではない部分でも起きるでしょう。
価格表示できない部分が、価格に取り込まれます。
(たとえば、コミュニティーがしっかりしているマンションは価格が上がります)。


日本地域は、このコンパクト主義や志向をこれからの「成長戦略」とすることも
できるでしょう。いままでにないタイプの社会を形成するには
まだまだ技術的にも法制度的にも、また経済的にもわからないことが多い。
これを「成長」と呼ぶならば、です。

日本地域にはきわめて大きな可能性が現在生まれています。

ひとつは文化資本。
また人的資本。
それから社会関連資本。

これらがきわめて分厚い形で日本という土地には残っていて
いまも充分機能しています。

この各種の「資本」が充分に働くようなシステム作り、
これがいますぐに必要ではないでしょうか。

日本地域の希望は、もうひとつあります。
それは16世紀の経験があるということですね。

これはまた改めて書きます。




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この記事へのコメント

ヒロ
2012年02月08日 08:26
お久しいぶりです。ポストモダン論でしょうか?
田中さんの予想には、私の考えるものとほぼ同じです。
付け加えますと、現在の資本主義が機能していない。何故なら、資本家が金利や配当で不労所得を得られなくなっているからです。
会社は株主の者であるというメッセージにはどの様な意味合いがあるでしょうか?労働者は資本家の奴隷という事をわざとバラしているのだとしたら、資本主義を止め様という勢力がいるのだとも思えます。
株主は短期的利益を求める為、全体の利益は軽視さます。この結果として、経済の多様性は失われ環境問題は軽視され、現在の資本は恐竜の如しだと思っています。
田中公一朗
2012年02月09日 16:41
お久しぶりです。
ポストモダンといったしょうもないものとは関係ありませんw

恐竜を滅ぼすのはなかなか難しいですし、生態系が大きく変わるので、一気にするのは被害が大きいですね、、、

あとは、市場自体には社会的に有効な面があります。そこをどう活かすかでしょうか。
ヒロ
2012年02月11日 13:14
マイルス・デイビス読みましたよ。人間、声が出なくては自分を表現できませんので、さぞかし絶望感を感じたのではないかと思います。
Compactismですが、大きくなりすぎたものは、その後消滅するか小さくなるというのは法則的なものの様に思います。
所得税→ 地方税
地方の事は地方にまかせる。税金が高くサービスの悪い自治体からは人が逃げ出す為、行政にも競争原理が働く。
国家レベル→ 地域政府
世界政府の様なものができて、国家は自治体の様なものになるという事でしょうか?ここには大きな陰謀(啓蒙かもしれませんが)あるのでしょうか。
国民国家に必要な物はいくつかあると思いますが、中央銀行制度の崩壊によって起こるのではないかと思っています。

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