2011年個人的ベスト Best of 2011

経済書

 『フォールト・ラインズ』
フォールト・ラインズ 「大断層」が金融危機を再び招く
新潮社
ラグラム・ラジャン


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いろいろ書きたいことはありますが、なぜ現在のような経済状況になったのか、投資銀行の行動を政府が保証した形になったところの説明はとくに素晴らしい。


アカロフ他、『アイデンティティ経済学』
アイデンティティ経済学
東洋経済新報社
ジョージ・A・アカロフ、レイチェル・E・クラントン


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たしかに手を広げすぎな感もありますが、経済学の方向性はこちらにあると思います。


水野和夫、『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』、日本経済新聞出版社
終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか
日本経済新聞出版社
水野 和夫


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著者の一連の主張のまとめ、総括本。



映画:
『ザ・タウン』


クライム・ムヴィーの白眉。キャスティングが最高。ボストンの裏社会、あるいは日常が丹念に描かれています。
欧州の映画にもいいものが多かった。たとえば、ハネケの『白いリボン』は欧州の息苦しさとその対極のものがしっかり撮られていました。



ステージもの:

フィレンツェ歌劇場、『運命の力』(東京文化会館)

『ルサルカ』(新国立劇場』


音楽:
パゴダの王子(新国立劇場)の音楽。
http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/20000444_ballet.html
ブリテンの曲の、ガムランと結びついた要素が明確に出ていました。

Nikki Jean、"Pennies in a Jar"
Pennies in a Jar
S-Curve Records
2011-08-10
Nikki Jean


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2011年、個人的なアルバム・オブ・ザ・イヤー。1960年代のポップスと現在をつなげることが出来た作品。



ブランフォード・マルサリス&ジョーイ・カルデラッツオ Branford Marsalis & Joey Calderazzo
Songs of Mirth & Melancholy
Marsalis Music
2011-06-07
Branford Marsalis & Joey Calderazzo


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ジャズではこれにつきますか。ドュオアルバムとは聞こえない情報量。しかしすっきりしています。



ほかに印象に残ったものとしては:

パット・メセニー、"What's It All About" (アルバムです)
マルコス・ヴァーリのライヴ(コットン・クラブ)
パリ管弦楽団、ヤールヴィ指揮(サントリー・ホール)
マリザ・モンチの新譜


展覧会:
メタボリズム展(森美術館)
http://www.mori.art.museum/contents/metabolism/index.html
まず、模型がひじょうに充実していました。それから当時の平面図も周到に準備されていました。当時の経済や政治との関係も建築運動と繋がってみえてくる、稀有な展示。



3/11があって、その前と後では、「世界が変わった」とまでは言いませんが、ずいぶんモノの考え方が変わりました。ミュージカルや演劇、歌舞伎などを見るのが減。ということで例年とはだいぶ異質なベストに。
以上、ご参考まで。


ちなみに、2010年のベストに関しては、こちらをどうぞ。
http://extra.at.webry.info/201012/article_1.html






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