人質事件、ISISについて 人質事件、そしてISISについて ISISに対して、日本政府はどのように対応したらよいのか。 1)人命はなによりも大事である 2)日本人のプライドや矜持や尊厳、これもなによりも大事である なによりも大事なものが2つある場合にどうしたらよいのだろうか? まず、広い意味での暴力集団と取引をしないことだろう。… トラックバック:0 コメント:0 2015年02月02日 続きを読むread more
領土問題 尖閣諸島、竹島、北方領土 Territorial Disputes in EastAsia 地政学リスクと一部で言われています。島の帰属をめぐる問題。「こんどこそ毅然とした態度」とか「弱腰外交はやめろ」といった声が聞こえます。 次のように考えたらどうでしょう。 たしかに日本政府は、国内法に従って対応すればいいんです。でも、この方法だと決着がつきません。北方領土、竹島、尖閣諸島、このどれもについて、関係する双方の… トラックバック:1 コメント:0 2012年08月16日 続きを読むread more
市場主義と、飛行機原理 Market and Airplane 市場、マーケットということを考えてみます。 すると、マーケットは著しく不安定であることがわかります。市場の誕生、資本主義の初期のころからそうであったのですね。これに関しては、当時でいえばバジェットやマルクス(彼の場合は交換)の研究が役立つのはとくに書く必要はないでしょう。現代経済についても、市場がもつ非対称性(アカロフ)などひじょ… トラックバック:0 コメント:0 2012年05月21日 続きを読むread more
逆・明治維新とはなにか?Reverse the Restoration 逆・明治維新とはなにか? それはどうわれわれの生活を変えるのか? 明治維新。藩という名の地域が、緩い形で統合されていた幕藩体制を、明治政府という中央政府が強力に日本地域全域を統治すること、それが明治維新だった。 その逆のプロセス、つまり強力な中央政府の力を減らし、その権力を地域に分散させる。というよりも地域の自… トラックバック:0 コメント:0 2012年02月23日 続きを読むread more
『ナブッコ』、東京二期会オペラ劇場Nabucco &Andrea Battistoni Sparks オペラ、『ナブッコ』、ヴェルディにとっては大きな転機になったと言われるオペラ。 指揮はアンドレア・バッティストーニ。若手ではあるのですが、音楽的な完成度がきわめて高かったです。実に鮮烈で生きいきした演奏。 まず拍感がひじょうにはっきりしています。自分の席からは指揮がよく見えたのですが、指示の出し方が素早く大きいの… トラックバック:0 コメント:1 2012年02月18日 続きを読むread more
「分離日本」について Separating Japan 分離日本とはなにか? 分離日本。これは世界でいくつもある、分離主義とひとつ、と考えていいと思います。 分離日本とは「日本という国家を、統一したものとして、法、行政、経済をまとめてゆくことを止める」という政治的な動きを指します。 なぜか? なぜこういう革命的な動きを指向するのか? もっともシンプルな… トラックバック:0 コメント:1 2012年02月15日 続きを読むread more
コンパクト主義という提言 Compactism 【コンパクト主義】Compactismという言葉にたどりつきました。 コミュニタリアン的なものでも、市場主義だけでもありません。 むしろ「空間の凝集性」を重視しようとする考え方です。 ここでいう主義、というのも、従来の主義ismとはやや意味が違うかもしれません。 大きなもの、の時代では、すでに終焉を迎えつつある、… トラックバック:0 コメント:3 2012年01月29日 続きを読むread more
リスク、経済、災害 Risk, Economy, and Disaster 社会がかかえるリスクをどう算定するか? どういった方法がありえるか。 今回の経済危機、地震、津波、放射線といった一連の出来事、ここでのリスクはもはや誰にもわからない、ということが明らかになった。 ほかにも実例として、新型ウイルス、遺伝子組み換えや遺伝子治療、化学プラント、原油流失、リスク分散型投資などがある。いままで、すべ… トラックバック:1 コメント:1 2011年04月22日 続きを読むread more
ムバラク辞任 Mubarak Down 現在は神がいない時代だ。信仰を持ちにくい時代であるといっていいだろう。既成の宗教も、そして新しい宗教もいまのところ人々を惹きつけることに成功しているとはいいがたい。たしかにイスラーム教は世界のあちらこちらで信者を増やしているとはいえ。 どうしてこうなったのかについてはすでにいろいろと考えられている。信仰を捨て、世俗化す… トラックバック:0 コメント:0 2011年02月12日 続きを読むread more
速報、エジプト情勢、1月30日(現地時間) ■昨日、エジプト時間の1月31日の動きのまとめ■ タヒール広場を中心にした抵抗活動 →混乱続く。略奪横行 →一般の市民による自警団組織 =ここから時系列不明、同時的に起きている面もある= →警官100万人が職務放棄 →カイロ国立博物館に治安維持の自主的な市民連合 ここからほぼ時系列 … トラックバック:1 コメント:0 2011年01月31日 続きを読むread more
チュニジア「革命」 Nights in Tunisia in 2011 チュニジアのベン・アリ政権が倒れました。それも実にあっけなくです。 まず、今回の政権崩壊の流れを簡単にたどります。そしてその原因を探り、これからを考える。この順番で行きます。 まずここまでの流れ。 ①ベン・アリ政権の長い統治がありました。実質的に独裁政権で、報道の自由は規制。そこにWikiLeaksが、… トラックバック:0 コメント:2 2011年01月27日 続きを読むread more
9年前の提案 Proposal No.1 in 2001 9年前にイラク戦争に関して、こんなことを書いてました。ある作家さんのサイトの掲示板に載せてもらい、多少は広がった記憶があります。いま調べたら見つかりました。 自分が書いたんですね、これ。間違った認識、事実誤認もありますが。 _________________________________________________… トラックバック:0 コメント:0 2010年09月29日 続きを読むread more
戦争の形態変化 Aspect Changes of War 戦争と一口に言っても、古代からさまざまな形態、形式、戦い方の変化を遂げています。戦略や戦術も変わる。その戦略と戦術2つは権力構造や、意思決定の速度、正確さに関係します。 ここでいくつかの形態に分類してみましょう。敵との衝突のあり方という視点で分けてみます。 戦争の変化形態 : ① 敵主力同士の正面からのぶつかり… トラックバック:0 コメント:0 2010年09月19日 続きを読むread more
フランスがフランスでなくなるとき L,E,et Fraternite 国家としてのフランス。自由、平等、博愛(友愛)。この3つの要素をいま手放しつつあります。今日まで来たプロセスを時系列的に振り返ってみます。簡単なコメントを入れてみます。EU域内も含めましょう。 ■1989年 □ スカーフ事件 パリ近郊の公立学校で、女子生徒がスカーフをつけていたのを止められなかった。ジョスパン… トラックバック:0 コメント:0 2010年09月17日 続きを読むread more
グローバルな移民事情 Global Migration Move by "Economist" このエコノミスト紙の移民に関するヴィデオ、よく出来たヴィジュアルだと明快です。 少し意外なのは、地域内での移動が多い、ということです。少しだけ生活水準が高いところに移る。ここではジンバブエから南アフリカ共和国の例が挙がってします。 この、世界を5つの部分で分けるやりかたでいいのか?と思わないでもないですが、このように… トラックバック:3 コメント:0 2010年09月01日 続きを読むread more
5/26日、「EUと食文化」のサポート 昨日5月26日の上智大コミュニティー・カレッジで扱った文献を補っておきます。 マルクスについては、エンゲルスとの書簡部分です。 http://extra.at.webry.info/201005/article_2.html 本ブログでも比較的最近書いています。 本城 靖久、『グランド・ツアー』、中公文庫、1… トラックバック:0 コメント:2 2010年05月27日 続きを読むread more
日本外交に対する小さな提案、「政米経中」 Chinamericapan 日本政府の外交に関して小さな、本当に小さな提案をしたい。 現在の日本政府の外交方針は一見鮮明のようでいて、実はそうではない。アメリカ重視といいながら、基地問題は先送りしている。アジア共同体構想を掲揚してみたものの、自ら能動的にその実現を図ろうという意思は見当たらない。外相会議や二国間会議はこまめにやっているがそれ以上にはならない。… トラックバック:0 コメント:0 2010年05月16日 続きを読むread more
グローバルな政治=経済の悲惨と希望 先進国と中国は、これまでの1年半で計300兆円の不況対策の予算を捻出した(額は概算)。中国を除けばほとんどが国債発行でまかなっている。そして、その帰結がEUの弱体化と、US内部の政治的な分裂だろう。これだけ支出をすると、その返済のためには税を上げるか、緊縮財政政策を取るしか政府からみれば方法がない。 しかし、緊縮財政は当該国の… トラックバック:0 コメント:0 2010年05月13日 続きを読むread more
3度目の16世紀 The 3rd Time 16th Century マルクスは、エンゲルス宛の手紙に次のように書いている。 ブルジョワ社会が16世紀を2度体験していることは否定のしようがないだろう。16世紀は、1度めのとき世界へと導き、今度は彼らの弔いの鐘を鳴らさずにはいないだろう。僕はそれを望んでもいる。ブルジョワの任務は世界的市場を創造することにあり、少なくとも市場という基盤をもつ、生産の… トラックバック:0 コメント:0 2010年05月08日 続きを読むread more
Sometimes One Picture Shows All Situation National Capitalistic in Developed World トラックバック:0 コメント:0 2010年04月11日 続きを読むread more
2030年のヴィジョンの前段階。20|30 Vision in history ちょっとした依頼がありました。結局仕事にはならなかったのですが、「21世紀を予想できるような文献を収集せよ」という内容。これをいい機会としてみます。 みなさん、「日本にはヴィジョンがないないないー」、とおっしゃる割には自分でヴィジョンをお出しになっている方はとても少ない。陰謀史観はお好きのようですけれど。叩き台になるかどうかわかり… トラックバック:0 コメント:0 2010年03月03日 続きを読むread more
国家資本主義、強化版 Extended Remix of National Capitalism 国家資本主義。定義をしておきましょう。 <政府が、民間の企業の後押しをするだけではなく、私企業が倒産しそうになると、資金援助をし、事実上の国有化を行なう政治体制> これでいかがでしょう? なにか足りないか。足りないかもしれません・・・ ただ、アメリカ、ユーロゾーン、UKなどは完全にそうです。日本政府も負けては… トラックバック:0 コメント:0 2010年02月19日 続きを読むread more
イランと日本の強い関係 Iran and Japan イランと日本は経済的にも文化的にも強い関係で結ばれています。それも戦後からそれほど経過していない、出光石油のころからです。以下はNYTimesからです(ヘラルドにも転載)。 http://www.nytimes.com/2010/02/18/opinion/18iht-edazimi.html?ref=global この"U… トラックバック:0 コメント:0 2010年02月19日 続きを読むread more
アメリカの製造業 Manufacture's Future in U.S. http://www.cbsnews.com/video/watch/?id=6214437n&tag=cbsnewsSectionContent.3 なぜかembedがうまくいかないので、URLを貼ります。 アメリカの製造業。このCBS NEWSのレポートでは、アメリカでは製造業に敬意が払われず、仕事がアウトソーシング… トラックバック:1 コメント:0 2010年02月19日 続きを読むread more
日本というリスク Japan as a risk ユーラシアグループが、日本の政情を2010年のリスクの上位5位に上げています。 ちなみに他のリスクは: ①米中関係 ②イラン ③ヨーロッパの財政 ④アメリカの金融規制 ⑤日本(の政情) ⑥気候変動 ⑦ブラジル ⑧インド=パキスタン(アフガニスタンではない) ⑨東欧の選挙と雇用 ⑩トルコ 現在の民主党一… トラックバック:0 コメント:0 2010年02月03日 続きを読むread more
銀行への「規制」 Obama Rules 突然です。前置きなしに、オバマ政権の金融関係の規制案です。 重要なのは3つ。 銀行の自己売買部門の規制。これはまだ実態ははっきりしません。 ファンドへの投資。 金融部門の巨大化の防止。 この3つです。 ガイトナー財務長官がPBSに出演。 ポール・ヴォルカーのアイデアであることが言われています。 … トラックバック:0 コメント:0 2010年01月23日 続きを読むread more
急激な力学の変化、外交の変化 今年に入って、外交的な変化が加速しています。 +ロシアと中国が組む。目標は「ドル離れ」。少なくともドル保有のリスク回避 (アメリカはガイトナー財務長官がこの件で訪中。しかしイニシアチブは中国にある) http://extra.at.webry.info/200906/article_6.html こちらに以前多少詳しく書き… トラックバック:0 コメント:0 2009年07月03日 続きを読むread more
ドルからの離脱 The Bell of the decline of U.S. Rings 歴史的な、BRICの会議が昨日、6/17日にありました。 この会議において、中国の胡主席とロシアのメドベージェフ大統領は、双方の貿易通貨としてドル以外の通貨の使用で合意。 以下引用 : [モスクワ 17日 ロイター] ロシアのメドベージェフ大統領と中国の胡錦濤・国家首席は17日、中露二国間貿易の決済で自国通貨である人民… トラックバック:0 コメント:0 2009年06月18日 続きを読むread more
地球温暖化というセッティング 地球温暖化が本当に起きているのかどうか?という議論があります。本もかなり出ていますし、ネット上でもそういう発言が多々あります。 しかし、その問いはいまや変なのです。有効ではない、ということですね。 数日前、インドのシン首相が、「CO2の排出には先進国に責任がある」という趣旨の発言をしました。 その言葉に対して、「地… トラックバック:0 コメント:0 2009年06月13日 続きを読むread more
Obama Speaks in Cairo オバマ大統領のスピーチの中でも、きわめて素晴らしく、現実的な話も出ています。多元主義や多文化主義以降を、「観念」ではなく発言していると思います。 イスラエルとパレスティナについても具体的に言及。 もちろん当事者たちは、これではまだ足りない、と非難するかもしれませんが、 (実際している) 大きな一歩です。 … トラックバック:0 コメント:0 2009年06月08日 続きを読むread more