テーマ:演劇

【劇評】別役 実作、『象』、新国立劇場小劇場 演出 深津篤史 

不条理演劇として有名な『象』。 うんと簡単にここまでの時代を振り返ってみます。 1970年代以降、政治的な活動は限られた人だけの営みになり、80年代の消費ブーム。そして1990年代。この時代になると日本地域の人々は、「意味」に束縛されることはなくなっていく。たしかに「自分ってなに?」というような意味を探す「自分探…
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階段について On Steps

畠山直哉の写真をなにげなく見ていて、まったく関係ないことに思いが及ぶ。階段に関してである。 自然界を登山家のように歩いていると、そこには階段状のものは存在しないことに気がつく。決して存在しないと言ってもいい。階段のようになっている場所はないことはない。たとえば逆断層の斜面だ。しかしそういう階段も踏み幅は一定ではなく、ステップそのも…
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「ジンガロ」、バトゥータ Battuta,or Horses,Bears,and Humans

いまの「日本」にいると、馬に触れ合う生活はなかなかないかもしれません。乗馬をやっているか、競馬で見るかといった限られた場合になるでしょう。 人間も当然ながら動物なのですが、自分は動物であるという意識は欠けている。かりに犬やネコと暮らしていても、人間が犬やネコに近づくのではなく、犬やネコを人間化します。 「ジンガロ ZINGA…
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【劇評】 五反田団、『すてるたび』

昨日、文字通り五反田のアトリエで新作の『すてるたび』を観ました。生で観たのははじめてです。 http://www.uranus.dti.ne.jp/~gotannda/ NHKBSで、『さよなら僕の小さな名声』を半年以上前に途中から観て、これはただならぬことかもと思い、友人のおかげで今回観ることができました。 まず表面…
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ミュージカル、『タンゲーラ』

ミュージカル、『タンゲーラ』を観る。 まず照明から。 スモークが適度にたかれて、照明の軌跡がよりはっきりする。またブエノスアイレスらしき場所の霧をも連想させる。 http://www.tanguera.jp/ ミュージカルといっても会話は実質ゼロ。ただただ踊りと演技だけで、「愛と死」をあらわす。あまりにありきたりの表…
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野田地図、『キル』 Killing Softly with This Silk

野田地図の『キル』、再々演を見る。 話は明快になっている。主人公のテムジン(妻夫木聡)が、モンゴルにおいて、世界「制服」をたくらむのだが、それは「制服」をデザインすることによって行うと宣言される。 その制服活動自体は、殺害(キル)とミシンを踏んでデザインされる制服を着せる(キル)ことによって行われる。 これだけだと、ただの…
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